1番安いわきが治療はどれ?

保険適用されるか適用外か

わきが治療の費用が安くなるかどうかは、保険適用されるか否かで大きく違ってきます。
たとえば、保険適用となる保険診療には剪除法やボトックス注射などがあげられ、保険適用外の自由診療はミラドライやペアドライなどです。
単純にこれらの治療方法を比較したとき、保険診療の治療は自由診療の治療より10分の1ほど安いケースもあります。

ただし、剪除法やボトックス注射での治療も、わきがの程度など一定の条件を満たさなければ保険適用とならないことがあります。
この2つの治療で保険診療・自由診療の金額を比較したとき、保険適用時の自己負担を3割と考えると、費用は自由診療の30%で済むわけです。

保険適用内で1番安い治療方法

剪除法やボトックス注射で保険適用されたときに、1番安い治療方法はトータルで見ると剪除法といえます。
1回の治療法の料金は剪除法で4~5万円、ボトックス注射で3~5万円程度ですが、剪除法では通院期間は長くても3ヵ月程度で済み、一方ボトックス注射は年1~2回の注射を受け続けなければなりません。
その結果、ボトックス注射の方がトータルの費用が高くなる可能性があるのです。
これらの理由から、剪除法で保険適用を受ける方法が最も安価で済むことになります。

保険適用外で1番安い治療方法

わきが治療の中でも保険診療の方法が安くなることは明白ですが、自由診療となった場合に1番安い方法はどれでしょうか。
これに関しては、一概に指定をすることが難しいです。
自由診療の金額は病院ごとに自由に設定できるため、費用にばらつきが出るのです。
とはいえ、1回の治療費用の相場を考えると剪除法の自由診療の費用は20~30万円程度、ミラドライやペアドライなどの方法では30万円前後が相場です。
この点から考えると、やはり剪除法が1番安いといえます。

しかし、剪除法を受けた場合に3ヵ月間定期的な通院が必要である一方、ミラドライやペアドライなどでは治療の通院は1~2回程度で済みます。
これら治療後の通院費を考えると、必ずしも剪除法が安いと言い切れないのも事実です。

効果や体への負担をよく考えて決めよう

自分の体に少なからず負担をかけるわきが治療は、費用の安さだけで安易に決めてしまうと後悔のもとになります。
たとえば、剪除法は比較的安価で効果も高いですが、ダウンタイムが長く傷口の自己管理が必要です。
またボトックス注射は手軽ですが、長期間にわたって治療を受け続けなければならない負担もあるでしょう。
一方、自由診療となるミラドライなどの方法は、効果は剪除法より多少落ちますが、ダウンタイムも短く術後の傷跡も残りません。
どの方法で治療を受けるかは、自分に合った効果や体への負担を考えて決めるようにしましょう。