手術の場合何回か通院する必要
わきが治療の中でも代表的なものとして手術があります。
わきの下を切開して臭いの元のアポクリン腺を切除する方法です。
手術そのものは1回で完了しますし、アポクリン腺そのものを切除するので臭いはしなくなるでしょう。
しかし手術後何度か通院する必要があります。
手術をした場合、だいたい4~5回は手術当日含め通院するのが一般的です。
クリニックによっては初回カウンセリングのみ、手術は後日というところもありますし、カウンセリングと手術を同日に行うところもあります。
一般的なスケジュール
最初と2回目は先ほど紹介したようにカウンセリングと手術です。
その後3回は通院する必要があります。
一般的には3日後に最初の経過観察が行われます。
通常手術直後に患部が内出血を起こすことがあるので状態を確認しましょう。
手術後に痛みを感じる人も中にはいるので、その場合にはもっと早く通院することもあり得ます。
手術後患部を圧迫固定するのですが、ガーゼを新しいものと交換します。
次は手術後7日経過したときです。
この時抜糸を実施します。
ただし治癒のペースには個人差があるので、若干前後する可能性はあります。
そして2週間後、傷の状態を確認します。
もしここで問題なければ、通院は完了です。
何か問題があれば、1ヶ月後に再度通院するように求められます。
切らない治療を選択した場合
わきが治療は手術以外にも、メスを使わない施術も最近普及しています。
傷跡などを気にする必要がなく、人気が集まっています。
超音波を発する機器を使ったミラドライなどの治療が代表的です。
この場合、だいたい1~2回の通院で完了します。
ですから手術と比較して、通院する頻度を少なくできます。
しかしこの場合、自分でアフターケアをしなければなりません。
施術後、患部に炎症の起こる可能性があります。
そこで抗炎症作用のある軟膏などが処方されるので、指示されるとおりに自分で塗布する必要があります。
ただし前にやけどを起こすことがあります。
その場合には通院回数は増えるので注意しましょう。
注射の場合
注射による治療もありますが、この場合1回注射を打つだけで完了です。
基本的に追加で通院を求められることはないです。
1回あたりの施術にかかる時間も10分程度なので、手軽に受けられるわきが治療です。
しかし注射の場合、根治にはなりません。
だいたい4~6カ月程度しか効果が持続しないので、年に2~3回は通院する必要があります。