わきが治療で全身麻酔を希望することはできる?

全身麻酔を選択することはできる

わきが治療を行う際、希望によって全身麻酔を選ぶことは可能です。
全身麻酔と局所麻酔のどちらにも対応している病院であれば、全身麻酔も行ってもらえるのです。
痛みが苦手な人や手術中に意識があると怖い人は、全身麻酔でわきが治療を受けるといいでしょう。

ただし、病院によって全身麻酔を中心とするところもあれば、局所麻酔しか行っていないところもあり、注意が必要です。
できるだけ痛みが少ない治療のやり方を希望する場合、その病院で全身麻酔を取り扱っているかどうかは、事前にチェックしておきましょう。

病院ごとに用いる麻酔は異なる

わきが治療を行っている病院では、麻酔に対する考え方が異なるため用いる麻酔にも違いがあります。
その違いとは、全身麻酔もしくは局所麻酔を主とするところ、また短時間の手術に適した静脈麻酔や穏やかな作用の笑気麻酔を用いるところなどです。

これらの麻酔の中で、全身麻酔と静脈麻酔は同じく手術中に患者を眠らせることができます。
ただし、全身麻酔では呼吸を一時的にストップさせ人工呼吸器をつける一方、静脈麻酔では呼吸を止めることがなく、麻酔からの回復も早いとされています。

特に全身麻酔や静脈麻酔を使用する病院では、麻酔科医の適切な管理のもとで治療を施すため、治療中や治療後の回復時にも体に安全に作用するようになっています。

選択できる場合、全身麻酔は別途料金がかかることも

全身麻酔など麻酔の方法を選択できる場合、全身麻酔には別途料金がかかることがあります。
特にわきが治療の場合、局所麻酔を基本とする治療方法が多く、全身麻酔はオプションとして考えられるのです。
そのため、わきが治療の基本料金に局所麻酔の金額を含むケースは多いですが、この場合全身麻酔の料金は別となり、金額については確認が必要となるでしょう。

治療方法によって全身麻酔が必要ない場合もある

わきが治療の方法の中でも、痛みが比較的少ないものもあります。
特に皮膚を切開しないレーザーやミラドライ、ウルセラドライやビューホットといった治療では、局所麻酔で十分とする病院が多いのです。
また、皮膚を切らないため意識があっても恐怖感を覚えることはあまりないでしょう。
さらに、これらの治療方法では適宜患部を冷やしたり、治療後に痛み止めを処方したりといったやり方で痛みを軽減させることが可能です。
切らない治療方法で全身麻酔を用いることもありますが、全身麻酔では治療中や治療後の体調管理を厳重に行う必要があり多少のリスクを伴います。
そのため、全身麻酔を選択せずより安全な方法でわきが治療を受けるのも1つの方法です。