保険適用と自由診療になる治療法の違いって?

保険診療の治療の基準とは

わきが治療の中で健康保険が適用されるものの基準は、重度の症状に対する治療であるかどうか、また治療の範囲がどれくらいかによって決まることが多いです。
保険適用される治療は、保険加入者に対して基本的に必要最低限のものを提供することが前提となっています。
そのため、疾患ごとに決められた治療方法や使用・処方する薬剤などにある程度の制限があるのです。
また費用も決められているため、他の病院で保険適用の同じ治療を受ければ、金額負担も同じになるはずです。

わきが治療でいえば、生活に支障をきたすレベルのわきがを治療するために、剪除法などの外科手術に治療に保険が適用されるケースがよく見られます。
ただし、皮膚を切開する範囲は決められており、手術すべき範囲が広い場合には保険適用外となる場合もあります。
わきが治療のやり方で外科手術を希望する場合、保険適用になるかどうかは医師に相談してみましょう。

自由診療になる治療のやり方

一方、保険が適用されない自由診療のやり方では、治療の範囲が広い場合や傷の有無など見た目を維持するか否かがポイントとなります。
例えば、同じ外科手術でも広範囲のアポクリン腺を切除する場合や、傷口が小さいクワドラカット法は基本的に保険適用外です。
また、皮膚を切らないミラドライやビューホットなどの方法は、傷が残らないことをメリットとする分、美容的観点を重視した治療とみなされ、こちらも自由診療となるのです。

自由診療での治療の場合、病院は治療方法も薬剤の使用も自由に決定できます。
例えば同じミラドライを行う場合でも、病院によって費用も異なりますし、他の治療方法との組み合わせなども自由です。
また、どの治療法をメインにするかも病院によって違うため、病院ごとの特徴がわかりやすいともいえます。
また、麻酔や薬の処方などにかかる費用も、わきが治療の費用に含む場合と別料金となる場合があり、詳細は病院に確認することとなります。

病院によって対応が違うことも

保険適用と自由診療の線引きに関しては、実はくっきりと明確になっているわけではありません。
もちろん、必ず保険診療となる治療方法は決められていますが、例えば超音波法などは、保険適用とする病院もあれば自由診療とするところもあるのです。
また、保険適用の治療と自由診療の治療を両方行っている病院、どちらか一方しかない病院など、対応は様々です。
自分が受けたい治療が自由診療だと思って病院に相談すると、保険が適用されるといったケースもあるため、一度カウンセリングを受けてみることをおすすめします。