注射で行うわきが治療って痛い?

注射では痛みは少ない

わきが治療・多汗症治療のやり方として用いるボトックス注射は、その他の治療方法と比べて格段に痛みは少ないといえます。
皮膚を切ったり、汗腺周辺の組織にダメージを与えたりするものではないためです。
注射針を刺すときや薬剤を注入するときに痛みを感じることはありますが、比較的軽度と考えていいでしょう。
また、近年の美容外科では技術が格段に進歩しており、ボトックス注射の針を微細にして痛みを軽減する工夫もなされています。
ボトックス注射は、痛みが少ない点からも比較的気軽に受けられる治療のやり方です。

敏感な場所なので痛みを感じる人も

ボトックス注射は、他のわきが治療・多汗症治療の中でも痛みが少ないものですが、注射をする場所は敏感な場所であるわきです。
わきは皮膚が薄いだけではなく、たくさんの神経が通っているため、他の体の箇所よりも痛みを感じやすいことは否めません。
ただし、痛みの感じ方は人それぞれですし、わきの皮膚の厚みや筋肉の状態などによっても注射の痛みは異なります。
そのため、ボトックス注射での痛みには個人差があるといえるのです。

痛みが気になるときは麻酔で対応

わきが治療・多汗症治療でボトックス注射を採用しているクリニックでは、注射時に麻酔を使用してくれるところがほとんどです。
麻酔の種類は、皮膚に塗布するだけのクリーム麻酔が主流ですが、患者さんの要望やわきの状態などによって、局所麻酔や笑気麻酔を行っているところもあります。
笑気麻酔では、少し意識がぼんやりするため痛みを感じにくくなるだけではなく、緊張状態をほぐすこともできます。
注射そのものが苦手な人は、笑気麻酔を選ぶのもいいかもしれません。
一方、局所麻酔は注射を使用し、それ自体に痛みを感じることがあります。
どのような麻酔を取り扱っているかはクリニックによっても違いがあるため、麻酔のやり方はそれぞれのクリニックに確認しておきましょう。

事前に医師に提案してもらうこともできる

ボトックス注射で麻酔を使用するにあたって、治療前に医師に相談してどの麻酔が適しているかを提案してもらうこともできます。
自分自身、痛みや注射が苦手かどうかに加えて、わきの皮膚や筋肉の状態を事前にチェックし、注射針や薬剤注入時に痛みを感じやすいかどうかについて判断してもらえるのです。
自分ではどの麻酔を選んでいいかわからないときは、医師の診察によって適切な麻酔の方法を提案してもらいましょう。
ちなみに、ボトックス注射の痛みは医師の技術によっても感じ方が違います。
もし、ボトックス注射で麻酔が切れた後も痛みが残るようであれば、痛み止めの処方をお願いしてもいいのではないでしょうか。