こどものわきが治療は大人と同じ?

基本的には同じです

こどものわきがは第ニ成長期(女子10歳・男子12~13歳)を迎える頃に発症すると言われています。
その主な原因は大人と同じくアポクリン汗腺から分泌される汗で、わき毛の量や発育とはあまり関係ありません。
わきが独特のニオイがしているなら、アポクリン汗腺が発達していると考え、大人と同じ治療を行います。
ただし、治療法の選び方は大人と若干異なり、皮べん法や剪除法といった外科手術を勧められることはほとんど無いでしょう。
なぜなら、体の成長度合いなどから適切な手術時期を決定するのが難しいからです。
また、活発なこどもだと術後安静にすることができず傷の治りが悪くなる恐れもあります。
そのため、こどものわきが治療には、レーザーやマイクロ(電磁)派療法、超音波療法など「切らない治療法」を勧められることが多いでしょう。

こどもは再発する可能性がある

大人の場合、アポクリン汗腺をしっかり除去できていれば再発することはありません。
しかし、第ニ成長期の前に治療を受けたこどもは、成長の過程でアポクリン汗腺が新たに作られ、再びニオイが発生することもあります。
そのため、第ニ成長期以前に治療を受けたこどもは、2回目の治療が必要になるでしょう。
再治療は成長期が終わる20歳前後ベター。
治療方法はその時の症状と体の成長に合わせて医師と相談してください。

16歳以下なら安心保障があるクリニックがおすすめ

わきが治療は16歳以上で行うと再発のリスクが低くなると言われています。
わきが治療は決して安いものではないため、1度の治療で済むなら「高校生になってから」と考える親御さんもいるでしょう。
しかし、学生生活においてわきのニオイはいじめに繋がり兼ねない問題です。
また、近年こどもの発育が早くなっており、わきがの平均的な発症年齢が低年化する傾向にあります。
そこで、おすすめしたいのが16歳以下に適応さてる「こども安心保障制度」。
この制度を利用すると、再発したと感じたときに1回目よりも安い金額で治療を受けられ大変便利です。
ただし、こども安心保障制度が導入されているかどうかはクリニックによって違いますので、事前に確認してください。

悩みは解消してあげるべきです

わきがのニオイや汗の多さで、悩みを抱えているこどもは少なくありません。
また、わきがの悩みがストレスとなり、ニオイを強くすることもあります。
こうした悪循環を断ち切るためにも、大人が理解してあげることが大事です。
些細なことだと決めつけず、悩みを解消してあげましょう。