わきがのレベルによって手術も費用も変わる

わきがのレベルとは

わきがの症状を把握するために、一般的に5段階のレベルで分類されます。
脇にガーゼを挟み、軽い運動を行い、数分後にガーゼの臭いを医師が判断する方法が一般的に行われています。
レベル1であれば、臭いはほとんどなく、本人が気にしすぎている状態です。
レベル2は少し臭う程度で、軽症な状態となります。
数字が上がるにつれて、わきがの症状も悪化し、レベル5であればガーゼに関係なく臭うような状態です。
だいたいレベル3が軽度、レベル4で中等度、レベル5で重度と言われています。

レベルに応じた治療法の違い

レベル1であれば、わきがと診断されません。
多汗症の疑いもあるため多汗症のチェックを行います。
また自己臭恐怖症の疑いもあり、その場合にはメンタルクリニックなどを紹介することもあります。
レベル2であれば、軽い症状のため、制汗剤などの使用を進めるケースが多くなります。
さらにワキ毛の処理を行い、様子をみることが一般的です。
ただ場合によっては、ボトックス注射を行う場合があります。
そのためレベル1~2であれば治療に伴う費用は、ボトックス注射の費用程度です。
ボトックス注射は、重度の多汗症と診断された場合には保険適用となることがあります。
それによって費用が大きく変わってくるため、クリニックに確認するようにしてください。
レベル3以上であれば、手術が適用になります。
レベル5であれば、セルフケアでの改善は困難と言われています。
そのため積極的に手術などの治療を検討するようにしましょう。
剪除法であれば、場合によっては保険適用になることがあります。
他のレーザーなどの治療は、自由診療です。
そのため数十万程度の負担がかかってきます。
しかし剪除法と異なり、身体へのストレスがかかりにくく、傷も残らないなどの利点もあります。

どのような治療を選択するかで費用は異なります

レベル3以上であれば、なんらかの治療を行う人が増えてきます。
そのため症状による費用の違いではなく、行う治療法によって費用は異なります。
まず保険適用かどうかでも、費用は全く違います。
しかし保険適用であっても数回受診することで、自由診療と同額程度の負担がかかる可能性もあるため注意しましょう。
実際にどの程度であれば、負担ができるのかを医師に伝えてください。
無理のない範囲の治療法を医師と話し合いながら決定しましょう。
しっかり医師と話すことによって、患者自身の負担を減らすことに繋がります。