痛い思いはさせたくない。子どものわきが治療

子どものわきがは優しくケアする

ふと我が子からわきがのニオイがしたら、驚いて当然です。
アポクリン汗腺は10歳頃から急に発達するといわれています。
そのため、10歳以降に気がつくことが多いでしょう。
まず知ってほしいのが、わきがはデリケートな悩みということです。
子どもだからといって「臭い」「清潔にしなさい」などと頭ごなしに責めてしまえば、子どもは傷ついてしまうでしょう。
1人で悩み、ストレスを抱えてしまえば余計にニオイは強くなる可能性もあります。
そのため、本人が自覚するまでは直接伝えることは避けてください。
かといって何も対策を採らないでも良いわけではありません。
衣類にニオイが染み込むため、こまめに洗濯しましょう。
また洗濯洗剤も消臭に特化したものを使用してください。
さらにワキガ専用のクリームもあります。
それらの対策をおこなうだけで軽度のワキガであれば、周囲に気づかれることは少ないでしょう。
また食事も食物繊維を摂らせるなどしてください。
そうすることでニオイは軽くなるといわれています。

子どものわきがは根本治療を基本的におこないません

子どものわきがに対して、大人と同じような根本治療は基本的におこないません。
思春期を過ぎると症状が自然に落ち着くこともあるためです。
子どものわきがは性ホルモンの影響によって、一時的に症状が出ているだけのケースも多くあります。
また第二次性徴を迎えていない子どもに対し根本治療をおこなったとしても、その後アポクリン腺が発達し再発してしまう可能性が高いようです。
つまり大人になるまで根本治療は難しいといえるでしょう。

ケアをしてもニオイが改善しないとき

しかしケアをおこなったとしても、わきがのニオイが強くなってしまうことも多々見られるでしょう。
その場合にはペアドライやデトックス注射などの治療をおこないます。
ほとんどのクリニックでは表面麻酔をおこなうため、痛みはほとんど感じないでしょう。
しかし子供の場合、恐怖心で動いてしまうこともあります。
クリニックによって異なりますが、希望すれば眠る麻酔を使用してくれるところもあるようです。
そうすれば子供は眠っているため、痛みは全く感じずに治療を終えることができるでしょう。
切開している訳ではないため、治療後も、痛みを感じることはありません。
日常生活に制限もないため、すぐに活発に遊ばせることもできます。

わきがの悩みを抱えている親や子どもは、非常に多いでしょう。
まずは専門医に相談することによって、最適な治療法や日常生活のアドバイスなどおこなってくれます。
一度、専門医のところに足を運んでみてください。