ボトックス注射とは
正式にはボツリヌストキシン注射とも言い、ボツリヌストキシンの働きによって汗腺の活動を衰えさせる効果が期待できます。
わきが治療以外にもシワを除去、小顔などの美容効果があるとされ、広く用いられています。
ボトックス注射のメリット
ボトックス注射は、施術時間が非常に短い特徴があります。
施術時間は5~10分程度と言われています。
さらに注射を打つだけなので、施術後も生活に支障をきたすことがありません。
普段の生活を変えることなく治療が行える点は、忙しい人にとって最大の利点ではないでしょうか。
また創傷なども一切ありません。
注射だけなので、施術後すぐに好きな洋服を着ることができます。
また1回の施術にかかる費用は、他の治療と比較すると少ないと言われています。
ただ効果を持続させるためには、数ヶ月ごとに注射を行う必要があります。
そのためトータル的にかかる費用は、他の治療に比べて高くなる恐れがあるため注意してください。
ボトックス注射のデメリット
ボトックス注射の効果は持続しません。
半年程度の効果があると言われていますが、早ければ3ヶ月で効果が消滅する恐れもあります。
そのため定期的に注射を行う必要ことが大切です。
その都度費用がかかるため、場合によっては想像以上の費用が必要になることもあります。
またボトックス注射は、主に多汗症の治療に効果があるとされています。
そのため重度のわきがの場合、ボトックス注射は適用外となります。
ボトックス注射による治療を行いたい場合でも、症状によっては行えない恐れもあるため注意しましょう。
ボトックス注射の治療の流れ
ボトックス治療について、一般的な流れについて紹介します。
まず脇の部分に注射の痛みを抑制するため表面麻酔を行います。
ワキ毛が生えている部分付近にボトックス注射を打ちます。
エクリン腺は表層部に多く存在しているため、表層部をメインに広範囲に注射を行います。
これで治療は終了です。
注射直後は、表面がザラザラした感じになりますが、数分経過することで表面のざらつきは軽減します。
注射を行った当日からシャワーの使用も可能です。
そのため生活に支障をきたす恐れはありません。
注射後3~4日頃から効果が現れてきます。
1週間頃には汗の量もかなり減ると言われています。
ボトックス注射によるわきが治療を行う場合には、メリットとデメリットをしっかり把握するようにしましょう。
症状によって、治療を選択することが重要です。